マジェスティS ビータス×ウインドジャマーズマフラー シャーシダイナモによるバッフル毎のパワーチェック

2023年2月1日

ビータス×ウインドジャマーズ ボアアップ対応レーシングマフラーSP忠男 POWERBOX FULL “R”マフラーをシャーシダイナモにかけてパワーチェックを行いました。ビータス×ウインドジャマーズの方は手持ちのバッフルをいくつか変更することで、バッフル毎の性能差を確認しました。正確なパワーバンドを把握するのが目的の一つだったため、プーリーロックさせて測定しています。プーリーロックをしない場合は駆動の変速が影響して正確な特性を確認することができません。

測定パターン

ビータス×ウインドジャマーズの方は、19φロング、25φロング、32φショート、バッフル無しの4パターンで測定。

SP忠男 POWERBOX FULL “R”マフラーはバッフル固定なので1パターンのみ測定。

測定時の仕様

測定時の大まかな仕様は以下です。
KN企画 ボアアップ/ハイカム/ビッグバルブヘッド/フルセットエンジンキット(183cc)
SMRT ビッグスロットルボディキット 36mm
SHINYEA 高効率エアフィルター
SHINYEA 吸気ダクト36mm
国産160cc インジェクター
aRacer RC Super 2

測定結果

データの考察

測定以前はaRacerのiVewを使いウエイトローラーを変えながらテストしていましたが、9,000rpm以上だと明らかにパワーダウンしていたため、8,500rpm付近の変速でセッティングしていました。ところが、ビータス×ウインドジャマーズのマフラーを使った場合は10,000rpm付近にピークが来ていることが明らかになりました。留意点として、KN企画のエンジンキットにはIN235°/ EX235°のハイカムが付属しており、カムの特性がパワーカーブに影響しているので、シリンダーとピストンのみのボアアップキットでは同じ傾向にならない可能性があります。

バッフル毎の性能差としては、カーブ全体を見るとバッフル無しが明らかに有利ですが、10,000rpm付近のピークパワーに関しては19φロングを除くバッフルで大きな差は無く、比較的静かとされる25φロングで十分と言えると思います。19φロングは過去に行った近接排気騒音のテストで最も静かなことは確認できましたが、ボアアップ&ビッグヘッドの環境では抜けが足りないことがわかります。

ボアアップを前提に設計されているビータス×ウインドジャマーズに比べ、SP忠男 POWERBOX FULL “R”は基本ノーマル排気量ベースで設計されており、9,000rpm以降の落ち込みが激しく、10,000rpm付近の比較では大幅なパワーダウンになっています。しかし、8,200rpm付近のピークに達するまではバッフルを装着したビータス×ウインドジャマーズよりも良好で優秀なマフラーと言えると思います。燃費や耐久性、普段使いを考えた場合には8,200rpm付近のセッティングも全然ありだと思います。

パワーチェック時のログデータ

パワーチェック時、最大出力付近のiVewログデータを載せておきます。10,000rpmは想定外だったため事前に燃調を詰めておらず、クローズドループの補正でターゲット空燃比まで近付けている状況です。

・ビータス×ウインドジャマーズ:19φロング

・ビータス×ウインドジャマーズ:25φロング

・ビータス×ウインドジャマーズ:32φショート

・ビータス×ウインドジャマーズ:バッフル無し

・SP忠男 POWERBOX FULL “R”
 ※8,200rpm付近は補正がうまく効いておらず他のテストと比べ薄かったようです。濃い場合は結果が変わっていた可能性があります。