ミニ ミニスペアーズ フルローラーロッカー(1.5:1)取り付け


フルローラーロッカー レバー比1.5を取り付けました。ハイリフトロッカーアームの先端がローラーになっている物です。ローラーロッカーには二種類あり、ローラーロッカーとフルローラーロッカーで区別されているようです。ローラーロッカー(フルでない)はシャフトの軸受け部分がブッシュになっていますが、フルローラーロッカーはニードルベアリングが装備され、フリクションの低減が見込めます。注意点として、フルでないものはブッシュ部分が異常磨耗してしまうものもあるとのこと。今回使用したのはミニスペアーズ製のフルローラーロッカー(1.5:1)、型番は『C-AHT438』です。日本で購入するとかなり高価な為、英国から輸入して購入しました。このC-AHT438はミニスペアーズから販売されていますが、物は英国TITAN Motorsport社製 型番 E0813211102A2のようです。TITAN Motorsport社はオイルポンプでも有名ですよね。

取り付ける前に一度バラして洗浄、可動部分にオイルを塗布してから組み付けを行いました。

フルローラーロッカーの証、ニードルベアリングです。ロッカーポストのナットを避ける溝も掘られています。見えづらいですが、レバー比(1.5)の刻印があります。

ロッカーシャフトです。特にバリ等は見当たりませんでした。

それぞれのロッカーアームによって個体差がある為、ヘッドに仮組みして各ロッカーアームがスムーズに動作する場所を模索しながら入れ替えをしています。最終的に一番シリンダー側、端の黒いスペーサーを若干削って調整完了となりました。

冷却水を抜いた後、全てのヘッドナットを緩めた状態で組み付けを行いました。バルブクリアランスは0.4mmで調整。もちろん各シリンダー毎に圧縮上死点を出して実施します。バルブスプリングが底付きしていないか、ローラーとバルブの当たり面にズレがないかもチェックします。タペット調整は300km走行後にもう一度実施しています。オレンジのスプリングはISKYのダブルです。

バルブとピストンのクリアランスもチェックします。ヘッドの面研具合やカムシャフトによってはピストンとぶつかる可能性があるようです。例えば私のカムシャフトMD274はエキゾーストバルブのリフト幅が7.23mmですがMD286になると8.23mmとなり、カムシャフトによってリフト量が異なります。場合によってはロッカーポストスペーサを入れる必要があります。

グレイストンのロッカーカバーを使用している場合、そのままだとロッカーアームとカバーが干渉します。内側の突起をフラットに削り、ロッカーカバーを取り付ける際に奥(室内側)に寄せることで干渉しなくなりました。

ハイリフトを入れたことにより、全開時の空燃比が11.3→11.9になりました。やはり吸い込む空気の量は増えているようです。まだわずかに濃いので、SFRを更に0.5回転緩め(燃圧0.75キロ?)、空燃比が12.2前後になるように調整。ただ、その弊害として冷間時にエンジンを掛けた直後の空燃比が16前後を示すようになりました。すぐに燃料が増量され、14.7付近に落ち着くので問題ないとは思います。ハイリフト化により低回転域はトルクが痩せた気がしますが、高回転域はリミッターまで暴力的に吹け上がっていきます。また、ローラーロッカーはノイズ(カチャカチャ音)が凄いと思っていたのですが、実際そうでもないですね。

少し古いですが、ミニのロッカーアームについて、英国のチューナーであるKeith Calver氏の記事を紹介しておきます。
Rocker gear – General compendium

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