Express5800(鼻毛鯖)ESXi 5.0 U1 UPS オムロン BY50S 導入


7年前に導入したオムロンのUPS BX50Fで、ESXi 5.0 Update1が乗っているExpress5800/S70(鼻毛鯖)の障害試験を行ったところ、電源は供給されるのですがPCの電源から非常に大きな異音(ジー音)が出ました。昔使用していたPCではそのような事象は発生しなかったので、BX50Fの出力波形が矩形波(Active PFC非対応)であることが原因と判断しました。使い続けて電源が壊れても嫌なので、正弦波のUPSであるオムロン BY50S に交換することにしました。UPSを選択する際は、容量(バックアップ時間)、矩形波/正弦波、バッテリー寿命、替えバッテリーの価格、内部消費電力、OSのシャットダウンソフトとの連携可否をポイントとしました。

本体。前面のLCDにステータスが表示されます。電源スイッチには保護カバーが付いています。

背面にはPCと接続するUSBポートと機器の設定を行うディップスイッチ、過電流防止のヒューズ(10A)も装備されています。

底面にはバッテリーを交換する際の取り出し口があります。

付属品。英語版のマニュアルも付属していました。マニュアル類が多く日本メーカーらしい手厚い対応です。

BX50Fとの比較。容積は同じくらいでしょうか。BX50Fの方が薄いので放熱性は高そうに見えます。

実売価格はほぼ同じ。BY50Sの方がバックアップ時間が短いです。常時稼動サーバーの場合気になる内部消費電力にも差があります。

BX50F
バックアップ時間(50W/100W):48分/20分
内部消費電力(通常時/最大時):10W/20W

BY50S
バックアップ時間(50W/100W):40分/15分
内部消費電力(通常時/最大時):20W/30W

電源口はBX50Fが3口に対しBY50Yは4口になっています。3Pのケーブルを挿したところ、BY50Sのコネクタの方がガッチリして抜けにくかったです。

1番のスイッチをONにして電源バックアップ時のアラームが鳴らないように設定しました。ディップスイッチを有効にするには一度UPSの電源を落としてACケーブルを抜く必要があります。

接続するのは鼻毛鯖1台のみ。3Pの電源ケーブルで接続しています。シャットダウンソフトとの連携に使用するUSBケーブル(2m位)は付属しています。こちらはPCの背面USBポートに接続しました。

通電後に障害試験を実施しましたがPC電源からの異音は消えました。最近のATX電源はほとんどがActive PFCなので、正弦波のUPSを選択しておけば間違い無いと思います。

次にワットチェッカーを使って内部消費電力を測定してみました。
※BY50Sはフル充電状態、ESXiの電力管理ポリシーは「バランシング済み」。

-構成-
・CPU:Core i5-660
・Mem:4G×4=16G
・NIC:Onboard+intel PRO 1000 PT Desktop Adapter
・RAID:ARECA ARC-1210
・HDD:Seagate Barracuda 7200.12 1TByte×2
・USB Mem:バッファローRUF2-LV8GS-BK(8GByte)
・その他標準構成

ESXiメンテナンスモード時(起動仮想マシン無し)
入力側で測定:79W
出力側で測定:70W

ESXiアイドル時(起動仮想マシン Windows 7×1、Linux×2で最低の値を測定)
入力側で測定:82w
出力側で測定:73w

内部消費電力は9Wとという結果となり、仕様上の「通常時20W」の半分以下の値でした。また肝心のバックアップ時間ですが、現時点ではCPU使用率もそれほど多くなく、BY50Sの仕様上バックアップ時間は50Wで40分、100Wで15分とのことなので10分位の停電には持ちこたえてくれそうです。次回はシャットダウンソフト PowerAct Proを使ってESXiと連携させてみたいと思います。

さて、交換された古いBX50Fですが、別のPen4(2.4GHz)マシンでバックアップ時間を測定してみました。ワットチェッカーをUPSの出力側に接続して測定するとアイドル86W位です。アイドル状態から給電を止め時間を計測すると、なんと7年経っているにも関わらず36分間のバックアップが可能でした(仕様上50Wで48分、100Wで20分)。バッテリーの期待寿命は4~5年とアナウンスされていますが、オムロンのUPSバッテリーは非常に長寿命だと関心しました。このBX50Fは自動で実施される4週間に一度のバッテリーチェックも問題なくクリアしてきたので、今後は電話機(FAX複合機)とネットワーク機器のUPSとして使うことにしました。

↓シャットダウンソフトのPowerAct ProとESXiを連携させる方法はこちら↓
Express5800(鼻毛鯖)ESXi 5.0 U1 PowerAct Pro UPSと連携

↓メインマシン用 鼻毛鯖での各CPU比較検証はこちら↓
Express5800(鼻毛鯖)メインマシン CPU換装 Core i5-670 → Core i7-870

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