マジェスティS KN企画 ボアアップキット取り付け④

2021年9月17日

KN企画 ボアアップキット取り付け③の続きです。KN企画のエンジンキット取り付けにあたり追加で購入した商品を紹介していきます。今回は台湾 萬泓車業のステンレス強化シリンダーヘッドスタッドボルトです。

パッケージ。マジェスティSでボアアップを行うとシリンダーヘッドガスケットが抜けやすい傾向があります。この製品は面圧を高めることでガスケット抜けを防止するために製品化されたものです。日本国内だとビータスにて取り扱いがあります。最近はシグナスグリフィス用も製品化されたようです。

同梱物。箱入りで高級な感じに梱包されています。

ボルトサイズはM8で材質はステンレスです。

強化ナットとワッシャーもセットになっており、どちらもスチール製ですがナットは高炭素鋼です。ナットサイズが純正と異なり13mmになります。ワッシャーは純正より厚みのあるしっかりしたものです。

純正スタッド直径6.3mmに対し強化スタッドは8.3mmです。ダウエルピンを通すとぴったり収まる太さになっています。長さは6.5mm延長されているので調整幅が広くなっています。シリンダー穴とボルトの隙間が小さくなるのですが、オリフィスの口径から考えるとヘッド側にオイルを送るために必要な面積は確保していそうです。

右側二本が純正スタッド、左側が強化スタッドです。見た目でもかなり太さが違います。KN企画のエンジンキットに使用した場合、純正ヘッドカバーだと先端が干渉して蓋が閉まらなかったのでカバー側に加工が必要です。先日紹介したKN企画のビレットヘッドカバーは奥行きがあるので無加工でも干渉しません。

締め付けトルクが記載されていないので、萬泓車業に直接連絡してみました。サービスマニュアル記載のシリンダーヘッド締め付けトルクは26Nmですが、強化スタッドを使った場合は30Nmまで増やすことができるとのことでした。このトルクはヤマハ純正モリブデングリスをナット及びワッシャに塗布した際のトルクになります。また、ガスケット抜けを防止するため、エンジンに熱を入れた後、更には慣らし運転途中のタイミングで増し締めをおすすめします。実際に私の環境でもガスケット馴染みなどで緩みが発生しています。

KN企画 ボアアップキット取り付け⑤に続きます。