マジェスティS aRacer iMode Real-Time Gen3 Controller 表示項目編

2023年2月15日

前回の取り付け編に続き、aRacer iMode Gen3 の表示項目の紹介です。決められた表示パターンを切り替えて表示することができます。中にはaRacerSmartやSpeedTuning Super 2でも表示できないマニアックな項目があったり、燃費が見れたりします。デフォルトは”Race Mode”で立ち上がり、”Race”ボタンを2秒長押しすることでローンチコントロールができる”Launch Mode”に切り替わります。私は通常リアルタイム空燃比を表示させていることが多いです。

モードの切替え

四隅にあるボタンをそれぞれ押すことでモードを切り替えられます。”ECO Mode”はデフォルト値の空燃比が薄めに設定されていますので注意が必要です。ECOモードの空燃比はaRacerSmartでは確認できず、SpeedTuning Super 2でマップを開く必要があります。

Valet Mode

回転数の上限を設定することで盗難を防止する機能のようです。

Adjust Mode

オートチューンの有効/無効や燃調、点火時期の設定変更が可能です。燃調の変更はできますが、相対値(パーセント)での設定になりますので、絶対値での変更はSpeedTuning Super2を使う必要があります。私はスマートフォンのaRacerSmartの方が見やすく使いやすいのでこのモードは基本使っていません。

Race Modeの表示項目

ここからは通常使用すると想定される”Race Mode”の表示項目です。十字キーの”Up”と”Down”で切り替えて表示パターンを変えています。
左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:スロットル開度、右下:ターゲット空燃比(リアルタイムではないので注意)
※イグニッションをOFFにすると表示項目はリセットされこちらの表示に戻ります。

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:エンジン温度、右下:吸気温度

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:インジェクターのパルス幅(シリンダーの吸気サイクル中に燃料インジェクターが開いている時間)、右下:インジェクター使用率

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:点火時期(角度)、右下:バッテリー電圧

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力、
左下:クローズドループのON/OFF(01がON、00がOFF)、右下:ナローバンド空燃比

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:燃圧、右下:総燃料消費量

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:リアルタイム燃料消費量(km/リットル)、右下:平均燃料消費量(km/リットル)

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:車速(km)、右下:走行距離(km)

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:ワイドバンド空燃比(この値がリアルタイムの空燃比になります)、右下:ナローバンドO2センサーの電圧(mV)

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:気圧(kPa)、右下:故障コードのあり/なし(01:あり、00:なし)

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:ワイドバンド空燃比(この値がリアルタイムの空燃比になります)、右下:排気温度

左上:エンジン回転数、右上:吸気圧力
左下:ISC(Idle Speed Control)、右下:その他

“Race”または”ECO”モード中に”Enter”を2秒長押しすると”Race Competition Monitor Mode”に表示が切り替わります。”Exit”を押すと通常のモニターモードに戻ります。
左上:エンジン回転数、右上:エンジン温度
下:エンジン回転数のバーグラフ

上:平均燃料消費量(リットル/時間)
下:平均燃料消費量のバーグラフ

左:ワイドバンド空燃比拡大表示、右:エンジン温度拡大表示

最後に

そもそもの話になってしまいますが、モニターの機能が必要であれば、スマートフォンアプリのaRacerSmartの方が大きい画面で見れて表示項目も多いです。メインのスマホはナビとして使い、同時にaRacerのモニターを行うのであれば、スマホをもう一台購入+アプリ+スマホホルダー+USB電源で構築した方が安価です。aRacerSmartで表示項目をカスタマイズする方法はこちらに記載しています