マジェスティS 丸山モリブデン ベースパワーEX1000 オイル添加剤施工

2023年4月14日

純正であれば全開時の変速回転数は7,500rpm程度ですが、ボアアップ&ヘッド交換で10,000rpm以上に上がっておりエンジンには過酷な状況です。オイル交換の際、ストレーナーキャップの磁石に付着している鉄粉が少し多いような気もしているので、エンジンの寿命を伸ばす対策を考えました。オイルはヤマハ純正のRS4GPを使用していますが、丸山モリブデンのオイル添加剤を使ってみることにします。

缶の外観

丸山モリブデンのエンジンオイル用添加剤にはベースパワーEXの「コンセントレート」、ベースパワーEXの「サスペンション」、ベースパワーEX RIDE 150が存在します。EX1000の京阪商会モデルである「サスペンション」にはテプラのようなステッカーが貼り付けられています。

京阪商会モデルを試したかったので京都の斉藤商会経由で購入。証明になるステッカーが貼られています。150ml、250ml、1000mlとラインナップがあり、他の車輌への使用や継続使用を考慮して1000mlを購入しました。

和歌山の丸山モリブデン株式会社の住所が記載されています。京阪商会モデルの場合でも丸山モリブデン本社の住所記載で問題無いです。MADE IN JAPAN。

バイクに使用する場合はエンジンオイル容量の4%を添加と記載されています。クラッチの滑りを考慮して4%なのかなと思いましたが、乾式クラッチでも4%なのでクラッチ以外で何か理由があるようです。

オイル交換の際に使用するステッカーが付属していました。開口部はプルタブタイプ。

底面は無地。

希釈していない状態は真っ黒の液体です(プルタブの下側に付着している部分に注目)。

注入に使用するオイラー

いつもオイル交換に使用しているオイラーは400mlのもの。

そのまま入れると間違いなくこぼれるのでじょうごが必要です。

バイクは4%未満推奨とのことですが、ミッションを潤滑しないマジェスティSなので5%を添加することにしました。マジェスティSのオイル全容量は1000ccで5%は50ccです。交換時は950ccになるので、次回からは47.5ccになります。

保管用の角缶

保管用に購入した1Lの角缶。主に塗料用のものです。

キャップの下にはパッキンが付属しているのでしっかり密閉されます。

角缶とは別に購入が必要な40mmのベロ。

角缶はブリキなので裸で放置すると錆びやすいです。ビニール袋に入れて保管することにします。

オイル交換作業

オイル交換と同時に施工。マジェスティSのオイル交換はいつもオイラーのみで行っています。注入直前は指で先端を押さえておき、注入口で指を離せば周囲に垂らすことはありません。

施行後のフィーリング

モリブデン添加剤は定着まで時間がかかるようなので、とりあえず400km程度走行しました。その後、エンジンノイズの減少が出ているか確認したかったのですが、マフラーや駆動系のノイズが大きく測定値上は変化無し。実際の走行フィーリングに関しても大きな向上は感じとれず走行タイムにも影響出ていません。ですが、本来の目的はエンジン保護なのでしばらくは継続的に使っていこうと思います。