日東工器 ハイカプラ 20PF/20PFF/20PFF-PLAの違い

2023年2月13日

G1/4サイズのハイカプラとして定番の日東工器製ですが、ラインナップがいくつかあってわかりにくいので三種類を入手して比較してみました。

外観比較

左から20PF、20PFF、20PFF-PLAです。形状的には20PFFが最もコンパクトになります。

20PFと20PFFはどちらも鋼鉄製ですがメッキの処理が違います。20PFF-PLAは内部も含め全てプラスチックでできており、外側ナットのサイズが他に比べてやや大きいです。錆を気にする必要がないため、空気だけでなく水も利用可能になっています。

上側から。20PFは奥にシール材がはいっておらず座面がテーパー形状になっています。20PFF、20PFF-PLAはどちらも座面が平行で黒いゴムのシール材が入っています。シールテープを使わないで接続できるので、一般的には20PFFを使うケースが多いと想定します。

重量比較

20PF

重量は27.6g。

20PFF

重量は23.9g。

20PFF-PLA

重量は5.7g。

比較表

日東工器ハイカプラRc1/4サイズの各仕様は以下になります。今回紹介した以外にステンレス製や真鍮製もあります。

型式名本体材質シール材質適用流体使用温度最大使用圧力
20PF STEEL鋼鉄無し空気-20 ~ 180℃1.5 Mpa
20PF F STEEL NBR鋼鉄ニトリルゴム空気-20 ~ 180℃1.5 Mpa
20PFF-PLA PBT NBRエンジニアリングプラスチック(PBT,POM)ニトリルゴム空気、水-20 ~ 60℃1 Mpa
20PF SUSステンレス無し空気、水-20 ~ 180℃1.5 Mpa
20PF BRASS真ちゅう無し空気、水-20 ~ 180℃1 Mpa

使用しているハイカプラ

現在、スプレーガンに取り付けて使用するハイカプラは全て20PFF-PLAにしています。体感できるほど軽量なので取り回しが楽になります。また、エアーには少なからず水分が含まれているため錆の発生リスクを減らすことができます。